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PCに語らせてみましょう。*お題5「ふるさとについて」


「神の鳥籠であり、うるわしき常春であり、わが存在の拠り所であり、――言いたくはありませんが、そうですね、認めましょう。 かの地は、私の処刑台だ」
(そこから消されるくらいならば、生殺しのままで嗤い続けられた方がまだマシだと、そう思ったこともある)


「………………跡だけは継ぎませんからね!? 誰がなんと言おうと、絶対に!」
(郷里からは勘当同然で逃げ出したはずだったのに、どうしてこうも、事あるごとに!)


「んー……捨ててきたとこ、かな。 よくも悪くも、俺の起点で、過去で、二度と戻りたくなくて――……でもね、……壊したいとまでは、思えないんだ」
(憎たらしくて忌々しいけど、どうでもいいとまでは言えなくて)


「影たる俺のふるさとは、――我が創造主殿の、深く暗き御心だ、とでも言おうか?」
「影たる私のふるさと、は……創造主の、“生きたい”という願いでしょうか」

(いずれにせよ我等はしょせん影ゆえに、主の遺志にいまだに引きずられているままで)
(そんな傍迷惑な話もない、 だって我らの心は決して、主の虚像ではないのだから)


「それは、そうね。 帰りたいけれど――ああ、もう翼がないのですもの」
(遠き楽園を夢見ながら、今日も地を這い、それでもわたしは生きるのです)


「己の血肉の還るべき大地であり、剣を握る誇りをかけて、末代まで守りたらしめるべき領域だ。 ――しいて言うなれば運河、さもなくば、港があれば尚よいのだが」
(それはわが国であり、あるいはわが領地であり、……ああされど、 願わくはあと幾許、己は“世界”を見たいのだ)


「わたしの“目覚めた”ところ。 わたしがわたしであるためには、いてはいけない、安息の場所」
(いつかまた、あのベッドで眠るかもしれない。 けれどそれは今じゃない)


「まぁ、ふるさと? ――うふふ、 わたくしはもう、屑金にも、火事場の炎にも、戻りたくはございませんわ」
(あるいは鞘なき剣の帰るべきは、 “主”の手より他にありまして?)

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白い夢魔のおはなし 1


 かぎりなく白に近い金のくせっ毛、冷たい水のなかからみあげた空の色ような銀色のひとみ、ミルクに鮮血をほんのり混ぜた色の頬。 ふるぼけた白の衣につつまれたほんの幼いむすめは、ある夜、“目ざめました”。
 そこはおおきな寝台の上でした。 むすめはまっくらな部屋のまんなかの、天蓋つきのベッドで、虫くいと埃だらけのシーツにくるまれていました。
 壁にかかっている錆びた剣よりも背の丈のないむすめは、もぞもぞ、そこから抜け出すだけでもひとくろうです。 やっと乳離れしただろう、くらいのちいさな手足で、なかば落ちるように、まっくろによごれた絨毯におりたちます。

 すると、真っ赤な目をしたコウモリたちがさわぎはじめます。 蜘蛛ががさがさ、あわてたように寝台の下から出てきます。 ぎぃ、と扉が軋んだかと思うと、まっさおな顔色の大勢の死霊が、なにごとかと顔をのぞかせました。

 ――そこは、 幽霊屋敷、と呼ばれているおうちでした。


白い夢魔のおはなし



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そらにほどける


Melts to Universe
ひとひら、ひとひら、夢はたまゆら
星のかけらは挽歌をうたい、 一睡の華にながれおち
虚空へさかまき、 なゆたに踊れ
あざやかな哀を織りこめて

ただ君がため、我がつづり寄す光はそそぐ!



ブランカ。
なんとなく幻想的な感じになればなぁと。
久しぶりに紙に清書&塗りをしたのですが、どうにもこうにもイメージ通りの淡い金髪を発色させられなかったので、PC上でいじってます(´・ω・`)色の使い方勉強します深刻に(…)

それはそうと、こちらのブログではすっかりご挨拶が遅れてしまいましorzとっくに明けておりますがな。
暴走迷走PL輝月ですが、願わくは今年も、楽しい時間をみなさまと共にさせてくださいませ。
……と、とりあえずバトンをなんとか……しま………………(ry

サイレンシア・オブ・ブランカル


雪色皚々
……雪なんて、早くやめばいいのに。――……


 ――黙れ。 この俺が、こんな単純明快な矛盾に気付かないわけがあるか。 放っとけ!
 ああそうだよッ。 本当に嫌なら俺のほうが、この潔白の届かないところへ逃げればいいだけだ――

 ………………はん。 笑いたければ笑えばいいさ。 いつかその口、針で縫い閉じてやるからな。

 俺は雪なんて、嫌いだよ。 だいきらい。


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うらはら


 ひとは、誰にもまして自分を愛する。 そんなの知っている。
 結局俺も傍観しているつもりなだけで、いざとなれば我が身はかわいいんだろうし、 今はそんな、死にたいって言えるほど、世界に背を向けているわけじゃない。

 だけど、 そんなもの自分の中でかたづけるものでしょう?
 まるで自己犠牲のふりをして、誰かに「愛」を押し付けるって、 それってさ、――――

「Mind your business.」
「ああ、もう、うんざり。
俺を救って、俺にありがたがられて、あんたが救われたいんでしょ?
……自愛に付き合う義理なんて、ないんだけど」


 とんだ慈愛だよね。 嘲っちゃう。

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Author:輝月黎
(゜ー゜`)♪(……)

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